ダイレクトトレード ケニア
ダイレクトトレードとは、生産者から直接買い付ける方法です。
スペシャルティコーヒーでは、コモディティコーヒー豆の2倍~3倍。
COEなどで賞など受賞すればオークションなどで100倍~300倍など高値で取引されることもよくあります。
精製所などを持っている農園などは、良い商品を作ることができれば高く買って貰えるのでやりがいとその恩恵は手に入れることは可能です。
ですが小規模農家の場合、収穫したコーヒーの実を精製所のある施設に持っていき品質・量に応じて購入してもらう形になり、その恩恵をほとんど受けておらず貧困農家も多いのが実情です。
世界中のコーヒー農家の多くは、小規模農家であり大農家は地域にもよりますが少ないのが実情です。
ですので小規模農家にもその恩恵を受けられるような仕組みが、生産者から直接買い付けるダイレクトトレードになります。間に入る企業や商社を最小限にすることで農家に残るお金がより多くなり、貧困から救えると考えます。
我々ロースターにも恩恵があり、生産されている量が少ないマイクッロロットであり基本的には一般流通されておらず希少価値の高い商品です。
どこでも飲める商品ではありません。
ロックバーン社
ピーター氏はコーヒー農家の生まれで、コーヒーを生産する難しさを理解しています。
ダイレクトビジネスモデルを推進すると生産者が(現状の不公平性に)気付いてしまい、多国籍企業の中に反対派が存在し企業利益が減るのを嫌がります。
多国籍企業は透明性を欠如させることによって大きな利益を得ているのが現状です。
ケニアは、ほとんどが小規模農家でありニエリヒルのような大規模農園は珍しく通常はオークションによりコーヒー豆を商社が買い付けるのが一般的です。
オークション制度は非常に優れており、カップオブエクセレンスはこのシステムを参考に構築されています。必要性がないためか、これまでケニアでカップオブエクセレンスは一度も開催されていません。
このシステムは品質が正当に評価される反面、生産者が価格交渉を行う余地がなくなります。
仕組み上生産者への支払いが売買成立後数か月後になる為、生産者の生活が困窮するという問題があり、それがケニアの価格高騰・生産量の減少の根本的な問題なのです。
ピーター氏は、大きな原因は生産者のモチベーションの欠如と言います。
また、若い世代はコーヒー産業は多国籍企業によって透明性を失っているので、興味を持たずコーヒー農園を継ぎたいと思いません。
もっと自分を成長させ、稼げる仕事に就きたいと考えてしまう。
若い世代に情熱を持ってもらうことが必要です。
良いコーヒーを生産すれば、これだけ稼げますよ。だから、自分自身に時間とお金をコーヒー生産に投資して下さい、と伝える必要があると考えています。
その為、ピーター・ムチリ氏はロックバーン社を設立しダイレクトビジネスを積極的に行い、ケニアのコーヒー生産者の根本的な問題を解決しようと尽力しています。
ケニアという国
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